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【モデルプレス】女優の新垣結衣がモデルプレスのインタビューに応じた。“ガッキー”の愛称で親しまれて久しいが、彼女も現在26歳、すっかり大人の女性だ。

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新垣結衣、女優人生を語る「ターニングポイントはない」「仕事に向き合えないと思った時期もある」【モデルプレス】
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モデルプレスのインタビューに応じた新垣結衣

今年で女優デビュー10周年。学園ものからスタートし、さらに“ガッキー”という愛称ゆえ、今でも彼女にセーラー服のイメージを持つ人は少なくない。しかし近年では弁護士にスナイパー、母親と役の幅を広げる。公開中の映画『くちびるに歌を』では初めて教師役(柏木ユリ)に挑んでいる。

「天才ピアニストで臨時教師、自分が教えるよりも生徒から学ぶことが多い役どころなので、そんなに教師っぽくないです。なので教師を演じたという感覚が実はそんなになくて。それよりは、最初生徒に冷たかったり素っ気ない態度を取っている柏木が、本当は血が通っている人間ということを見せられるように意識しました」。

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新垣結衣/映画『くちびるに歌を』

「ターニングポイントはない」新垣結衣の女優人生

終盤までは“ガッキースマイル”も封印。メガホンをとった三木孝浩監督は「もっとも教師っぽくない人をキャスティングした」と話す。作品ごとに新たな表情を魅せてきた彼女のターニングポイントはいつだったのだろうか?

「どこって一つの時期に決められないですね。時間をかけてじわ~っと変わっているので。本当に積み重ね。私は出会い運が本当に良くて、一緒に仕事をさせてもらう人たちに尊敬できたり、ついていきたいって思えることが多い。『この人たちに喜んでもらいたい』って思う気持ちがその現場での私の原動力だったりします。あと最近よく思うのが、今回は初めて教師役を演じましたが、どの役も自分以外になるので、何を演じても初めての経験。そういう意味でも、今の私があるのは積み重ねなので、ターニングポイントはないかもしれないです」。

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「仕事に向き合えない…」

自身のこれまでを冷静に分析。モデル、CM、ドラマ、映画…順調にキャリアを積み上げてきたように思うが、本人は「もう仕事に向き合えないと思っていた時期もある」と明かす。

「でも逃げ出すことはできなかったです。何百人もの人が時間をかけて準備してきたものって思ったら逃げるなんて考えられなかった。自分の気持ちを立て直して臨むのではなくて向き合わざるを得ないという感じ。その時期を乗り越えられたのは、現場ごとで出会った人たちの優しさだったり『この人たちと一緒にまた仕事をするにはここで負けちゃいけない』という気持ちだったり。そう思わせてくれる人たちに出会っていなかったら、私はとっくに倒れていたかも…もしかしたらこの業界にいなくなっていたかもしれないです」。

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“15歳”と“15年後”

映画の原作はアンジェラ・アキの楽曲『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』をモチーフにしたベストセラー小説(著:中田永一氏)。“15歳”は新垣にとっても沖縄から上京してきた思い出深い時期となる。当時すでにティーン雑誌『nicola』などで活躍、当時について「目の前のことに必死で具体的な将来の夢はなかった」と回顧する。同時に「アンジェラ・アキさんの『手紙』、2番以降の歌詞を伝えたいですね。人生のすべてに意味があると思わせてくれる。すごく共感しました」としみじみと語った。

一方で15年後、どのようになっているか聞いてみると…

「これは一生の課題ですが『何をするにも楽しめるようになる』というのを目標にしていて。15年後は今よりも楽しめる時間が増えていたらいいですね。それは仕事も仕事以外も。たぶんその時でも初めてのことにいっぱい巡り合っていて、でも私は初めてのことって怖いと感じるタイプ、ワクワクするタイプではないですが、それを楽しみにできる人に少しでも近づいていればいいなって思います」。

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夢を叶える秘訣

最後は自身の経験を踏まえつつ、“夢を叶える秘訣”を教えてくれた。

「何か人なのか物なのか、そのタイミングで助けてくれる人が絶対にいます」。

そう話すと彼女は笑顔を弾けさせた。“ガッキースマイル”に元気をもらっている人はおそらく数えきれない。美少女から美女に変貌を遂げ、これからさらに素敵な女性への階段を登っていくにあたり、“ガッキー”という愛称が彼女のイメージを不変なものにしてしまう危惧はある。それでも彼女は「“ガッキー”と呼ばれても呼ばれなくても、どちらでもいいかなと思っていて。“ガッキー”と思っている人は、イメージしている“ガッキー”ではない一面を見てガッカリしてしまったらそれは仕方がない。私はいただいた役に誠心誠意向き合って、皆さんを楽しませていきたいです」とさらなる演技力向上を誓っていた。(modelpress編集部

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新垣結衣(あらがき・ゆい)プロフィール
1988年6月11日、沖縄県生まれ。A型。ティーン雑誌『nicola』のモデルとして活躍後、女優業を中心に活動。2006年放送のテレビCMで注目を浴びる。2007年、主演映画『恋空』が大ヒットを記録し、第31回日本アカデミー賞新人俳優賞、第50回ブルーリボン賞新人賞など、数々の映画賞を受賞。主な出演作に、映画『恋するマドリ』(07)、『フレフレ少女』(08)、『ハナミズキ』(10)、『麒麟の翼~劇場版・新参者~』(12)、『トワイライト ささらさや』(14)、テレビドラマ『全開ガール』(11/CX)、『リーガル・ハイ』(12/CX)、『リーガルハイ』(13/CX)、『空飛ぶ広報室』(13/TBS)、『日曜劇場 S -最後の警官-』(14/TBS)がある。公開待機作に映画『劇場版 S -最後の警官-』(15年8月29日公開)がある。

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■映画『くちびるに歌を』
<ストーリー>
舞台は、長崎県・五島列島の中学校。ある日、天才ピアニストだったと噂される臨時教員の柏木先生が、東京からやってくる。合唱部の顧問となった柏木先生は、コンクール出場を目指す部員に、“15年後の自分”へ手紙を書く課題を出す。そこには、15歳の彼らが抱える、誰にも言えない悩みと秘密が綴られていて…。
【出演】新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、渡辺大知、眞島秀和、石田ひかり(特別出演)、 木村多江/小木茂光/角替和枝 井川比佐志
【監督】三木孝浩 【脚本】持地佑季子、登米裕一
【原作】中田永一(「くちびるに歌を」小学館刊)
【主題歌】アンジェラ・アキ「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」(EPICレコードジャパン)
(c) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会 (c)2011 中田永一/小学館
2月28日(土)全国ロードショー

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